| ヒアルロン酸(Hyaluronan、Hyaluronic Acid)と特異的に結合するヒアルロン酸結合タ ンパクを用い、競合法により試料中の
                ヒアルロン酸を定量するELISA様キットです。ヒアルロン酸の分子量による影響を受けにくく、7.4kDa 以上の血清、血漿、培養上清中の ヒアルロン酸濃度を正確に測定することが可能です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 特徴 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1.測定原理 ヒアルロン酸(HA)固層化プレートに、HAを含む試料及びビオチン標識ヒアルロン酸結合タンパク(Biotin-HABP)を添加し、固層化HAに結合したBiotin-HABPをHRP-Avidin及び発色基質により検出する競合法です。  2.測定範囲 濃度3.13〜200ng/mLのヒアルロン酸を測定します。  3.各種分子量のHAの反応性 HABPを用いたサンドイッチ法と異なり、競合法ではHAの分子量による影響を受けにくいことが知られています1-3)。 平均分子量7.4〜2367kDaのHAに対し、同等の反応性を示します。 2.8kDa(14糖)以下のHAオリゴ糖では反応性が低下していき、1.6kDa(8糖)のHAには反応しません。   4.サンドイッチ法との比較 市販のサンドイッチ法による測定キットを使用した結果、HAの分子量により反応性が異なり、7.4kDa以下の分子量ではほとんど反応しません。  分子量の異なるHAを測定した結果 サンドイッチ法では、測定するHAの分子量による影響を大きく受け、低分子量では実際の濃度よりも低く、 高分子量で実際の濃度より高い測定結果となります。 競合法(ヒアルロン酸測定キット) 
 サンドイッチ法(A社製キット) 
  5.特異性 ヒアルロン酸を特異的に認識し、他のグリコサミノグリカンとはほとんど交差反応しません。 高濃度のCS-B:デルマタン硫酸には弱い反応性を示します。 (CS:コンドロイチン硫酸、HS:ヘパラン硫酸、Hep:ヘパリン、KS:ケラタン硫酸、KPS:ケラタンポリ硫酸)  6.その他の性能 血清・血漿の測定値、再現性、希釈直線性、添加回収試験の結果につきましては、取扱説明書をご覧ください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 使用方法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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| キットの構成 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 貯法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 冷凍(-20℃以下) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 引用文献 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1)   Haserodt S et al., A comparison of the sensitivity, specificity, and molecular weight accuracy of three different commercially available Hyaluronan ELISA-like assays. Glycobiology. 21(2):175-183. 2011. 2) Maeda H et al., A competitive enzyme-linked immunosorbent assay-like method for the measurement of urinary hyaluronan. Biosci Biotechnol Biochem, 63(5):892-895, 1999. 3) Yuan H et al., Molecular mass dependence of hyaluronan detection by sandwich ELISA-like assay and membrane blotting using biotinylated hyaluronan binding protein. Glycobiology. 23(11):1270-1280. 2013. | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 製品コード | 品名 | 仕様 | 貯法 | 価格 | 添付文書 | 
| HA-KIT | ヒアルロン酸測定キット | 1式 | 冷凍 (−20℃以下) | \66,000 |  |